それは、排気効率を追求しながら、音量規制をクリアさせる・・・。
相反する2つの要素をクリアさせるべくレースシーンから生まれたアサヒナテクニカルサーレンサー(ATS)
センターパイプ後端部に取り付けられた仕切板をねじったような造形物、エキパイから集合し、センターパイプを通過した排気ガスは、後端部のATSで回転運動を与えられます。その回転エネルギーはエンジンが高回転になればなるほど、大きくなり、高速域では強力な吸い出し効果を発生、本来のサイレンサーインナー径以上の排気効率を実現。
エンジン回転数が低い場合は、回転エネルギーも小さく、吸い出し効果も小さいので、抜けすぎによる中速域の犠牲もありません。
サイレンサー内部では、排気は回転しながらの遠心力により、外に広がろうとしますので、消音効果が増大し、ストレートインナーにもかかわらず、テーパーインナーと同等の効果を与えることができます。
音量比較
例えば55φのインナーサイレンサー装着の場合、インナー径60φ相当の排気効率と、インナー径50φ相当の消音効果を実現します。
音量比較【当社ZX10Rエンジンベースのレース車両】
条件:86φ×480、インナー55φ、GPフォームラーサイレンサー使用、5500rpm
ATS無し⇒107.5bB (レース規制オーバー) |
ATS装着時⇒105.7bB (レース規制クリア) |
※容量のある通常サイズのサイレンサー(100φ~110φ以上)であれば、より消音効果は増大します。
究極まで突き詰めた形状
- ■回転エネルギーを与えながら、排気効率の損失は限りなくゼロに近づける。
- ■私たちは、フィン形状や厚みなど様々な試作やレース場でのテストを繰り返し、導き出された究極の造形物それが「アサヒナテクニカルサーレンサー(ATS)」です
ナイフエッジ仕様のオーダー可能
- ■ご希望によりロールプレートの前後の排気抵抗を極限まで軽減できる「ナイフエッジ仕様」もオーダー可能です。
- ■詳しくはお問い合せ下さい。